非常食にはどうしても我慢できない
久し振りに手作り保存食作りしましたので記録しておきたいと思います。
今回作りましたのは、チキンときのこのトマトソース煮込みです。
材料は鶏もも肉、お好きなきのこ、玉ねぎ、トマト缶など。
玉ねぎをみじん切りにしておくのですが、その時に便利なのがキャンドル。
まな板の側で火を点けておくと不思議なことに目がショボショボしないんですよね。
玉ねぎに泣かされている方は是非お試しあれ。
鶏肉を食べやすい大きさに切ったら、塩コショウで下味をつけて小麦粉を薄くまぶして油でこんがり焼き目をつけます。
バターで炒めた玉ねぎとニンニクのみじん切りにきのこを追加します。
きのこに油が回ったら先ほどの鶏肉、白ワイン、水、トマト缶を入れてからブイヨンとローレルを入れ煮込みます。
瓶詰め後にも加熱するので、煮込み過ぎないようにします。
WECKの瓶を沸騰したお湯で5分茹でて殺菌消毒し、乾いたふきんの上にあげます。
熱々のWECKを直に置くと温度差が大きくて割れてしまう可能性がありますので注意。
熱湯から取り出すのに便利なのが左に写っている専用のリフレクター。
液体を注ぐ時に瓶の縁が汚れると、長期保存が出来なくなるので上戸があると便利です。こちらはIKEAで購入。
瓶に8割ほど詰めたら蓋の内側にゴムパッキンをセットし、蓋と本体の間にゴムパッキンを挟むように乗せます。
ストッパーを対面に取り付けたら、いよいよ瓶の中の空気を抜いていきます。
鍋底にWECKが直接触れないように網を置き、瓶高さより5cm多く水をはった鍋に入れ、火にかけます。
この写真↑でも分かる通り、瓶の中から空気が出て行っています。
そしてここでも注意。最初から強火にして一気に温度を上げないようにし、瓶が割れるのを防ぎます。
私はせっかちなのでぬるま湯からスタートしています(笑)
沸騰したら30分茹でて完全に空気を抜きます。
30分経ったら、乾いたふきんの上に取り出して自然に冷めるのを待ちます。
すると、ゴムパッキンベロの部分が下がります。
ストッパーを外して蓋が取れなければ、脱気成功です!
蓋が取れてしまう場合は、ゴムパッキンが劣化していたり、瓶や蓋、ゴムパッキンに食品などが付着している可能性があります。
空気を抜く事に成功すれば、煮込み料理系ですと常温で3ヶ月程保存が出来ます。
ジャムや酢漬けなどは常温で6ヶ月程度保存可能です。
牛乳や大豆など傷みやすい物を使用した場合は冷蔵庫で保存した方が良いです。
食べる時は、脱気作業と同様に鍋底へ直接WECKが触れないようにしたら湯煎して温める事が出来ます。
そしてベロの部分を引っ張ってプシュッと音がしたら蓋が取れるようになります。
WECKを使って長期保存食を作ると、家庭の味をそのまま非常食に出来るので味にハズレがありません。
いつものご飯を少し多めに作った時に、瓶詰めにしておくなど、特別に作らなくても良いのです。
普段の食事と同じ、それが1番美味しい非常食だと私は思います。
レトルトや缶詰だけ食事に飽きた頃、いつもの味が食卓に出たら、きっと家族も喜んでくれるのではないでしょうか。
実は明日も、瓶詰め作る予定があります。また完成しましたら書きますね。